ニャベ
ナベ
ウェルスナビで資産運用をしていると、円建てではマイナスなのに、
ドル建てではプラスになっていることありませんか?
片方がプラスで片方がマイナスだと結局利益が出てるの?出てないの?と不安になってしまいますよね。
そんなアナタに円建てではマイナスになりドル建てではプラスになる仕組みについて解説します。
しっかりとこの仕組みを理解して、安心して積立投資を続けていきましょうね!
ウェルスナビはドル建てがプラスなら利益は出ている
ナベ
左のポートフォリオが円建てで-4,163円
右のポートフォリオが$建てで+19.82$
となっていますね。
結論から言うとドル建てがプラスになっているので投資による利益は出ています。
では、なぜドル建てを基準に評価額を見るか詳細をみてみましょう。
ウェルスナビは米国上場ETFを扱っている
ナベ
ウェルスナビは米国上場ETFを投資対象としています。
海外ETFは、海外の証券取引所に上場している投資信託を指す
参考:海外ETFの優しい解説
つまり、米国の取引所で値段が決められているのでドル建てが純粋なポートフォリオの評価額を決めることになります。
円建てで評価額を見るとなるとその日の為替レートで日本円換算することになるので、
円建てとドル建てを比べたときに金額が一致しないという現象がおきます。
為替レートの影響
ナベ
円安や円高という言葉を聞いたことがあると思います。
これは円とドルなどのその他の通貨に対する相対的な価値であり、
1円あたりのその他の通貨の値が変動することで円高、円安が起こります。
例えば、1ドル=100円を基準とした場合、
1万円をドルに交換すると100ドルになりますよね。
これが1ドル=125円だった場合、1万円をドルに交換すると80ドルにしかなりません。
つまり、今まで1万円で100ドルになったものが80ドルにしかならないので、
円の相対的価値が下がり、円の価値が安い状態つまり円安になります。
1ドルが101円以上となった場合を指し、
1円あたりのドルの価値が下がっている状態
続いて、1ドル=80円だった場合、1万円をドルに交換すると125ドルになります。
つまり、今まで1万円で100ドルになったものが125ドルになるので、
円の相対的価値が上がり、円の価値が高い状態つまり円高になります。
1ドルが100円未満となった場合を指し、
1円あたりのドルの価値が上がっている状態
ウェルスナビの評価額と為替レートの組み合わせ
ナベ
ウェルスナビを円建てで見る時は、株の利益と為替レートの2つを考慮する必要があります。
例えば、1ドル=100円の時に、ウェルスナビに100万円投資した場合
本来のウェルスナビの役割である分散投資による株の利益が5%出たとします。
すると資産が100万円に5%利益がついた105万円(+5%)となります。
つまり、105万円=10,500ドルです。
しかし、1ドル=100円だった為替レートが1ドル=90円の円高状態(-10%)になると
為替レートの影響を受け、日本円に戻すと945,000円になります。
この状態が円建てがマイナスになり、ドル建てがプラスになる正体です。
円建てとドル建てがに差が出る仕組みまとめ
いかがでしたでしょうか?
少しむずかしい内容でしたが整理出来ましたか?
今回の円建てとドル建てに差が出るポイントをまとめてみましょう。
- ウェルスナビは米国上場ETFを扱うためドル建てで見る
- 円建て換算する際は、為替レートが影響する
- この2つの組み合わせにより、利益が出てもマイナスになるケースがある
- 逆に損益が出ているのにプラスになるケースもありうる
国際分散投資が出来るウェルスナビ。
複雑なように思えますが、積立投資自体はロボアドバイザーにより自動で行われます。
海外の株の動きを学ぶいい機会にもなりますので、ぜひシミュレーションだけでもやってみてくださいね。
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