こんにちは、なべです。
2018年からつみたてNISAがはじまり、
NISAってなに?非課税投資制度ってなに?
と気になったあなた。
非課税投資制度って実はつみたてNISA以外にもあるのをご存知ですか?
今回はつみたてNISA、NISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)の違いについてご紹介します。
ぜひ、自分にあった非課税投資制度を見つけてくださいね。
非課税投資制度とは?
そもそも非課税投資制度ってなに?と思ったあなた。
僕もはじめは何のことかサッパリわかりませんでした。
まずは非課税投資制度について、どんなものか説明しますね。
非課税投資制度とは読んで字のごとく、投資で得た利益が非課税になる制度です。
実は、銀行への預金や投資による利益って20%の税金がかかるんです。
利益の50万円の20%分の10万円が税金として引かれます
この利益に対する20%の税金部分が非課税になるものが非課税投資制度にあたります。
税金を払っても40万円分は投資で利益が出ているので凄いですが、
どうせなら非課税投資にして10万円分も利益にしたいですよね。
そんな非課税投資制度どんな種類があるのか次で説明します。
非課税投資制度の種類について
個人で出来る非課税投資制度の種類は大きく分けて3つあります。
- NISA
※0~19歳を対象にする場合はジュニアNISAとなる - つみたてNISA
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
これらの3つの非課税投資について紹介しますね。
NISA
NISAは2014年からはじまった個人投資家に向けた非課税投資制度です。
- 20歳以上の日本在住の人が対象
- 非課税対象となるのは株式や投資信託からの配当金や分配金
- 1人につき1口座のみ開設可能
- 非課税となる金額は年間120万円まで
- 非課税となる期間は5年間のみ
- 投資の可能期間は2014年~2023年まで
つまり20歳から始められて、5年間で最大600万円まで投資できるという制度ですね。
では、実際にNISAで最大金額を投資した場合、どれくらい投資の利益がでて
どれくらい非課税になるかシミュレーションしてみましょう。
NISAは年間120万円が最大なので月々10万円を5年間積み立てることにします。
年利を3%で計算してみると最終の積立金額が650万円弱。
50万円ほど利益が出ているのでこの20%の10万円が非課税対象額となります。
5年間で10万なので1年で2万円の節約ですね。
またNISAは途中で株式などを換金したり、資金を引き出したり自由に出来ます。
投資していたけれど急遽お金が必要になった場合に引き出せるのは安心ですね。
取り扱っている商品(株など)は株・投資信託・ETF・REITと豊富です。
参考:金融庁
0歳~19歳のこどもに対してNISAをはじめる場合は、
ジュニアNISAとしてはじめることになります。
大きな違いは、非課税投資額が120万円ではなく80万円という事。
それと18歳まで払い出しが出来ないという2点です。
自動的にNISA口座が開設されます
つみたてNISA
つみたてNISAは2018年からはじまった”少額”非課税投資制度です。
NISAと似ていますがポイントをみてみましょう。
- 20歳以上の日本在住の人が対象
- 非課税対象となるのは一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益
- 1人につき1口座のみ開設可能
- 非課税となる金額は年間40万円(月々33,333円)
- 非課税となる期間は20年間
- 投資の可能期間は2018年~2037年まで
つまり20歳から始められて、20年間で最大800万円まで投資できる制度ですね。
通常のNISAと比べると少額の投資を長く続けられるため、
ハードルは低くなっています。
では、実際につみたてNISAで最大金額を投資した場合、
どれくらい投資の利益がでて、どれくらい非課税になるかシミュレーションしてみましょう。
NISAは年間40万円が最大なので月々33,000円を20年間積み立てることにします。
年利を3%で計算してみると最終の積立金額が1,100万円弱。
300万円ほど利益が出ているのでこの20%の60万円が非課税対象額となります。
20年間で60万なので1年で3万円の節約ですね。
またつみたてNISAも通常のNISA同様に途中で株式などを換金したり、
資金を引き出したり自由に出来ます。
取り扱っている商品は長期・積立・分散投資向けの一部の投資信託とETFが対象です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
最後にiDeCo(個人型確定拠出年金)ですが、分かりやすくいうと
個人で貯蓄を積み立てる年金のようなものです。
NISAとは違うポイントがあるので見てみましょう。
- 原則60歳になるまで引き出せない
- 拠出する際に所得控除の対象となる
- 掛金(積立)が職業や加入している年金制度により変動
- 非課税となる金額は144,000円~816,000円
- 非課税となる期間は60歳になるまで
NISAと違って少し複雑ですが、
iDeCoは自分の職業により掛け金が変わるのが大きな特徴の1つです。
公務員は12,000円/月
会社員(企業年金あり)は12,000円/月または20,000円/月
会社員(企業年金なし)は23,000円/月
専業主婦(夫)は23,000円/月
自営業は68,000円/月
更にiDeCo最大の特徴が掛け金が所得控除の対象になるという事です。
掛け金が所得控除の対象とは一体どういうことか例をあげてみますね。
例:企業年金のある会社員(12,000円/月)の場合
つみたてNISAと同じ期間20年間を例にするので40歳からiDeCoスタートです。
年収は400万円で毎月の掛け金はMAXの12,000円とします。
利率はNISAの例でも設定していた3%です。
1年間の節税額は21,600円でした。
つみたてNISAの最大でもある20年間、iDeCoを運用すると432,000円の節税になりますね。
更に、元々の投資による利益も非課税となるので、
下記画像にある211,925円も非課税となります。
20年間で211,925円なので1年間で10,596円の節約ですね。
40歳から月12,000円積み立てるだけで運用益100万も出るのが凄い…
投資は本当に早くに始めるに限りますね。
iDeCoでは掛け金が所得控除の対象となるため、節税効果は1番高いです。
60歳まで引き出し不可というデメリットはありますが魅力的ですね。
またiDeCoに関してはNISAとの併用が可能なので、
資金に余裕のある方は併用すると節税効果はすさまじいです。
NISA、つみたてNISA、iDeCoのメリット・デメリット
3つの非課税投資制度を紹介しましたが、
僕なりのメリットとデメリットは以下の通りです。
- 1回の投資で上限額(120万円)を設定できる
- いつでも引き出し可能
- 積立NISAと併用できない
- 年間の上限額が120万円と高い(月々10万円はキツイ)
- 運用期間が5年と短い
- 年間の上限額が40万円と低い(月々3.3万円)
- 毎日積立も可能(日額1,619円)
- いつでも引き出し可能
- つみたてNISA用の信託報酬が低い商品が多い
- 金融庁より投資対象が限定されている(安心とも言える)
- NISAと併用できない
- 節税効果が高い(所得控除の対象)
- 定期預金や保険商品も対象
- 職業により掛け金が変わる
- 60歳まで原則引き出しできない
非課税投資制度まとめ
いかがでしたでしょうか?
非課税投資制度はどれも節税効果は高いです。
ちなみに僕は毎月の投資額が少なく、いつでも引き出し可能な
つみたてNISAを2018年からはじめています。
月33,000円からはじめられる投資なので投資に興味のある方の
初めての投資にはもってこいですよ。
投資をはじめだして、身銭を切る(自分のお金を使う)と
株価などに興味がもてます。
そして「なんで株価が下がってるんだろう?」と疑問を持ち、
自分なりの仮説をたてて世の中を見ることで視野が広がります。
もちろん投資は元本割れするリスクがあり、
投資した分よりマイナスになる可能性はありますので、
絶対に儲かるからオススメ!という訳ではありません!
ただ、リスクを恐れて銀行に預けっぱなしは勿体ないとおもいます。
ぜひぜひ、節約にもなる非課税投資制度チャレンジしてみてくださいね。
僕は投資をはじめる為に、普段の生活の出費を押さえて余剰資金を捻出しました。
\まずはコツコツと節約!という方にオススメです/
【まだ間に合う】将来にむけて貯金する方法
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