「引越し前にこの家をオープンハウスとして公開してもいいですか?」
施工をお願いしていた工務店からお願いされて、
少し悩んだ挙げ句OKを出した僕の体験談をまとめます。
結論から言っておくと、オープンハウスとして公開して良かったです。
ただし、公開することでデメリットも少なからずあるので、
メリットとデメリットをまとめます。
もしも、工務店、設計事務所からオープンハウスとして公開してもいいか言われて迷ってる方の参考になれば幸いです。
目次
オープンハウスとして公開ってどういうこと?
家がほぼ完成に近づき、施主の引っ越しまでの間にその家に他人を呼び見てもらうことです。
つまり工務店や設計事務所の宣伝ですね。
「うちの工務店が作った自信作の家見て!」
「うちの設計事務所が設計した家見て!」
工務店が他に担当しているお客様に実際に家を見せて説明する場合などにも使えるので、
よりお互いが完成後のイメージを持てるようにもなりますよね。
オープンハウスとして公開するメリット
それでは、公開する側にどんなメリットがあるのか。
実際に提供した僕自身が感じたメリットをあげていきますね。
細部まで丁寧に施工してもらえる
唐突にオープンハウスとして公開させてくれというような流れにはなりません。
確認したところある程度設計が終わった段階で、
オープンハウスとして公開したいと工務店側(設計事務所側)は決めていたようです。
なので、自社の宣伝対象の家はより丁寧に作られる可能性があるということがメリットだと言えます。
他の業者が来た場合、意見が聞ける
オープンハウスには、同じ業種の方が見に来られるケースが多かったです。
担当してもらった設計士さんの知り合いや後輩などが勉強のために見に来られます。
やはりその時にプロならではの視点の質問が飛び交うのでそれを聞くだけで、
この家に対する設計事務所や工務店のこだわりが伺えますよね。
目には見えない断熱材や骨組み細かいことまで具体的に質問されているのを見て、
「この家はそこまでしっかり作られているんだな」と素人ながらに再認識出来ますよ。
単純にすご~いと言ってもらえて嬉しい
やっぱり自分が住む家ですから、見に来られた人が「すごーい!」と第一声をあげてくれるとめちゃくちゃ嬉しいです。
特に自分がこだわった部分が他人に評価されると安心できました。
僕の家はベランダをなくしたり、中2階を作ったり凝った作りにしているので、
その部分を褒めてもらえたのがオープンハウス公開してよかったと思えた瞬間でした。
ご近所さんとコミュニケーションが取れる
意外とご近所さんが家を見に来られました。
予約はせずに「ちょっと見てええか?」という感じでふらっと来られたのですが、
今後長い付き合いになるかもしれないご近所さん少しでも交流を深められるのはメリットと言えるでしょう。
ただし、ご近所さんが見に来られることがデメリットにもなる可能性があるので、
注意しておきましょう(デメリットの部分に関しては後述します)
何か特典がもらえるかもしれない
これは絶対ではありませんが、
僕の場合はダイニングテーブルを設計事務所からプレゼントして頂きました。
栗の木に錫でアクセントをつけた世界に一つの手作りテーブルです。
重量感、高さ、部屋との相性自分では探しきれなかったものを頂けただけでも満足です。
ダイニングテーブルも買えば数万円以上はしますからね…
家を建てていると金銭感覚が麻痺してきますがとても助かりました。
オープンハウスとして公開するデメリット
次に考えられるデメリットをあげていきます。
知らない人が家にあがる
当たり前ですが、当日は知らない人が新居に入ります。
設計事務所の方がスリッパと布手袋を用意してくださっていたので、
それをつけて内覧してもらいますが、近所の方などは「すぐに帰るから」という理由で手袋をつけなかったり、
スリッパを履かなかったりする人もいました。
注意して見ておかないとせっかくの家が汚れる可能性がありますよ。
家が傷つく可能性がある
1組だけ小学生くらいの子を連れた方が内覧された際、
子供は新しい家に興味津々なのか隅々まで見ていました。
もちろん親が気をつけてみてくれていたので、
何もありませんでしたが、どこかぶつけたり、モノを落としたりして傷をつける可能性があるのはデメリットとなります。
ちなみに僕の家は子供が喜びそうな空間を作ってあるのですが、
そこに真っ先に子供が向かっていって楽しそうにしてくれたので満足でした笑
近隣からのクレームがくる可能性がある
詳細は別記事にて書きますが、
近隣の方がオープンハウスに来るのは、
この家から自分の家がどう見えるかを確認しにくるケースがほとんどです。
お隣さんや向かいの人はしきりに窓から見える自分の家を見ており、プライバシー面を気にしているようでした。
僕の場合、事前に隣の家とは窓が重ならないように設計士さんが丁寧に窓の配置を決めてくださったので、
大きなトラブルは起こりませんでした。
予想外だったのは、斜め向かいの家の庭が2階の窓から見えると苦情がきたこと。
他の周りの家からも同じように見えるのにイチャモンをつけてきたりするので厄介ですね。
ただ、実際に住み始める前に苦情が聞け、工務店や設計事務所と一緒に対策を取れるのはメリットと言えると思います。
オープンハウスのメリット・デメリットまとめ
オープンハウスとして公開するのはいい事ばかりではありません。
今回紹介したメリットデメリットをしっかりと抑えて、
もしも自分の家がオープンハウスとして公開させてほしいと依頼が来た時に万全の対策を取ってくださいね。
今回のポイントをまとめると、
- 工務店の宣伝となる家なので丁寧に施工がされる
- 近所とコミュニケーションを取るきっかけになる
- お得な特典がつくかも!?
- 他人が来るので汚れたり傷つく可能性はある
- 近所からクレームが来る可能性もある
僕自身、オープンハウスとして公開して良かったと思ったのは、
事前に近隣の苦情を聞けたことです。
いざ、住み始めてからだと「住人vs住人」の話になりますが、
引き渡しを受ける前なので、工務店や設計事務所が対応してくれます。
もちろんこちらの意見を優先してくれるので頼もしいですよ。
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