みなさんはExcel(エクセル)などのフォントの中に、
「MSゴシック」と「MS Pゴシック」の2種類あるのをご存知ですか?
フォントと言われると文字のデザインの事だと思っている方が多いですが、
実はMSとMS Pにはデザイン以外にも違いがあるんです。
今回の記事では、見やすい資料を作るのにかかせないフォントの違いについて紹介します。
目次
MSゴシックのMSとは何の略?
MSゴシックの略は、Microsoftの略です。
MSの他には、HGがありHigh Gradeの略とされています。
HGはRICOH製品のフォントで、各社が作ったフォントの目印として頭文字に記号をつけています。
MS PゴシックのPとは何の略?
次にMS PゴシックのPの部分についてですが、
これはプロポーショナル(Proportional)の略です。
プロポーショナルは「釣りあった」や「均整のとれた」という意味があります。
MSゴシックとMS Pゴシックの違いとは
次にMSゴシックとMS Pゴシックのフォントの違いですが、
原則フォントはアルファベットの「I」のように幅の狭い文字も、
「M」のように幅の広い文字も同じ幅で表示されます。
下記画像はExcelにフォントサイズを変えずに入力したものです。
MSゴシックは全てのアルファベットの幅が均一に取られているのに対し、
MS Pゴシックは「I」などの幅が狭い文字が調整されています。
MSゴシックに向いている資料
嫁
ナベ
ついついMS Pゴシックの見やすさに頼ってそのまま使いがちですが、
資料の内容によっては見難くなる場合があるのでその例を紹介します。
上の表をMS Pゴシックで作成し、
下の表をMSゴシックで作成しています。
表形式で金額や数値を入れる場合はMSゴシックにして
文字のサイズを等間隔で統一する方が見やすくなります。
MS Pゴシックに向いている資料
MS Pゴシックは、アルファベットや数字、漢字などが入り混じる文章で力を発揮します。
上の文章はMS Pゴシック、下の文章はMSゴシックです。
全角文字や半角をそれぞれ均等に幅をとるMSゴシックだと少し読みづらいですよね。
こういった文章を記載する場合は、
MS Pゴシックを使い均整をとるほうがより見やすい資料が作れます。
MSゴシックとMS Pゴシックの違いまとめ
MSゴシックとMS Pゴシックの違いは理解できましたか?
普段あまり意識しませんが、数字のみを扱う表などは敢えてMSゴシックを使うことで統一された作りに出来ます。
うまく使いこなして見やすい資料作りに活かしてくださいね。
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